<変色を防ぐための日常のメンテナンス>

・シルバーは、湿気、汗などの水分、油分により変色します。

　日常での変色を防止するには、使用後に（特に直につけて汗をかいた場合は）　　

　食器洗い用の中性洗剤で洗い、よく水分を乾かし、空気に当たらない箱やチャック付きの

　ビニール袋での保管をお薦めします。

　水分や油分をシルバーに残さず、空気の触れない保管で変色を防止できます。

＜軽度のシルバーの汚れのお手入れ＞

・軽い汚れは、食器洗い用の中性洗剤を泡立てて、

　優しくよく洗うことで除去できる場合があります。

・洗剤では落ちない変色は、重曹を水に湿らせ、柔らかい歯ブラシや毛ブラシなどで

　表面を優しく洗うと緩和されます。

　ゴシゴシと強く磨くと表面の仕上げが削れて、通常のグレイッシュなシルバーの色が

　出てきます。磨いて削ってしまわないようにご注意ください。

＜変色してしまったシルバーのお手入れ＞

・変色が進んでしまったシルバーのお手入れは、シルバー用の洗浄液を使用してください。

　量販店やネット販売、銀用品を扱う店舗などで簡単に購入いただけます。

　液体状のシルバー用の洗浄液に数秒（製品により浸す時間が変わります。数秒から10秒以上など）

　浸し、その後よく流水で洗い流してください。

　白仕上げでマットなものには、洗浄液がお薦めです。表面に影響が少なく、簡単に変色を除去し

　本来の表面の白さを短時間で戻すことができます。

（＊何回も長期にわたって繰り返していると、徐々に白さが薄れ通常のシルバー色に近づきます。）

・研磨剤はマットで白い面には使用しないでください。

　表面が磨かれ削れ、通常のシルバーの色が表れてきます。

＜変色したツルツルした鏡面のお手入れ＞

・鏡面には金属用の研磨剤や研磨剤付き布をお使いください。

　研磨剤を使用の場合、ウエスや繊維の細かいやわらかい綿などの布に研磨剤を少量つけ、

　磨きたい面を少し力を入れて何回もこすります。やがて研磨剤が黒くなってきます。

　磨きたい面を全体的に研磨できたら、きれいな布で乾拭きをしっかりとします。

　研磨剤が黒く残っている場合は、中性洗剤を泡立てて、優しく全体を洗い、

　水分をしっかりと拭き取ってください。ドライヤーなどでしっかりと水分を取ってください。

　研磨剤付き布で磨く場合は、研磨剤のついた面で鏡面を磨くだけできれいになります。

　研磨前、研磨後には中性洗剤でしっかり洗うと、効果的です。